育てるおばはん日記

以前は食べるおばはん、今は育てるおばはんになりました。

【洋書Audible】いつまでも余韻に浸る、Tomorrow, and tomorrow, and tomorrow

一昨日丁度聴き終わった小説。北斎の絵が表紙になってて、タイトルもゲーム感があってなんだか気になったのがきっかけ。

Tomorrow, and Tomorrow, and Tomorrow

ゲームをこよなく愛し、ゲーム作りに全ての情熱を注ぐ、ミレニアル世代の主人公SamとSadieの、男女間の恋愛のような友情のような物語。というのかな。聴き終えた後にこの小説の感想をすぐにでも書こうと考えてたのだが、話の中に色んなレイヤーがあって複雑で、うまくまとめられなかった。でもすごく余韻に浸ってしまう、そんな一冊。

 

ゲームクリエーションにかける情熱や、色々な人生のハプニングの中で巻き起こる主人公達の心の変化をうまく捉えていて、尚且つ主人公達が白人ではなくアジア系などのマイノリティであるが故の話も含めて、なんだかリアルですごく心に残った。基本アメリカなのだが、話の中で日本も出てくるので親近感も湧いた。

 

でも正直、ゲーム開発の話がたまにマニアック過ぎて、かつ多いので、ちょっと意識が遠のいた時もあった。笑 超気軽なミステリー小説「The Verifiers」を聴き終えた後だったので、最初は話が複雑そうかつちょっとシリアスでなかなか入り込めなく、聞くのをやめてしまおうかと思ったけど、途中から一気に面白くなってきた。
全然スタイル違うけど、吉本ばななの「アムリタ」が好きなら、多分この本も好きだと思う。(なんとなくです!)

 

この主人公達と同じような時代を生きてるから懐かしく感じる時もあった。あ、そういえば昔「マザー2」とか好きだったな、みたいな。主人公たちみたいに情熱を傾けられるものを、そして一緒に熱くなれる仲間を、私も探してみたくなった、そんな気持ちになれる本であった。

 

ゲームオーバーになっても、何度でも何度でもやり直せば、いつかはゴールに辿りつける、的なことを言ってたところも好きだったな☺️

 

このサイトで詳しく紹介されてるので、ご興味ある方はどうぞ↓

youshofanclub.com

 

ああ、また次の面白い本、探さねば🤨

ではでは!