育てるおばはん日記

以前は食べるおばはん、今は育てるおばはんになりました。

今月読んだ本 3月

どもども、おばはんです。

アウトプット練習として、また、自分の備忘録としても、毎月読んだ本の概要や所感について書き始めてみようと思います!

 

① 星野リゾートの教科書 中沢靖彦著

星野社長は経営書の教科書通りにやってみるのを薦めている。そして、教科書に書いてあったことを一部だけ実践するのではなく、「全て」実践するのが大事だとのこと。例えば戦略本に3つの対策が書いてある場合、そのうちの1つや2つ気になることをやるのではなく、3つとも徹底的にやるのだと。また、教科書の選び方と読み方も大事で、

  • 時間の洗礼に耐えられた良書を選ぶこと
  • 選ぶ時はまず最初のアウトラインを読んで自分を悩ませている課題の解決となりそうかを吟味すること
  • 選んだ教科書はじっくりと時間をかけて、分からないところが全くないくらいまでに1行1行読み込むことが大事とのこと(これがなかなか難しい!)

本書には星野社長が実際読み込んだ本が紹介されているのも、とても参考になった。改めて色々と勉強したいなーと思った。忙しい中でもしっかりセオリーを叩き込んでる星野社長に改めて脱帽。

 

② 社員の力で最高のチームをつくる ケン・ブランチャード著

上の本の中で紹介されたうちの1冊がこれ。物語形式になってるので、すぐ読める。星野社長自身が監訳者となっている。本では、エンパワーメントの国の旅での3つの重要な鍵について書いてある:

  1. 全ての社員と情報を共有する:売上、利益など会社のパフォーマンスをタイムリーに正確に知らせる。知られて困ることはないと腹を括る。現場が自分の行動における利益とコストが分かって自分で判断できるようにする。
  2. 境界線を引いて、自律的な働き方を促すこと:全て自由だと逆にどう動いたら良いのか分からない。川の水のように、土手がないと水はただの水溜まりになってしまう!
  3. セルフマネジメントチームを育てる:チームに意思決定をさせる。階層型組織からの脱却。しかしトップの強い意志とコミットメントがないと難しい。

これを読んで、ビジネスだけではなく、自立した子に育てるための、子育て方法としても活用できるかも、と、ふと思った。例えば、1は家計を教える、2は家族間のルールを決める、3は自分でやらせてみる、最初の頃は必要に応じてサポートし、時間がある程度かかることも覚悟して続けること。かな!

 

③「ビジネスモデル」大全 大前研一著

2018年の、ちょっと古い本。題名から、色んな企業のビジネスモデルが紹介されてるのかと思って読んでみたが、どちらかというと色んな企業における分析と、それに基づいた、「自分が経営者だったらこうする」という提案を載せたケーススタディ集。企業分析の仕方や、現状(自社、市場、競合)→ 課題のまとめ方、打ち手の考え方はとても参考になるし、読んでて面白かった。この企業ってこういうところが課題だったのか、こういう解決策の考え方、確かにあるなー、など、ちょっとした社会勉強になった。

④ いちばんやさしいビジネスモデルの教本

ビジネスモデルを考える際に有名なフレームワーク、「ビジネスモデルキャンバス」の見方、その中の9つの要素を詳しく説明してあり、「いちばんやさしい」のかどうかは分からないが、一通り網羅的に学べて良かった。後半には収益モデルをフロー型とストック型に分けていくつか紹介してあり、身近な事例があったので分かりやすかった。

一方で、顧客価値は3つの種類があり、熱狂価値をいかにアーリーアダプターに訴求できるか、というところは頭の整理になったのだが、願わくばもう少し事例が欲しいところだった。

 

以上、アウトプット練習として、頑張って続けてみます!